意外と知らない電気・ガス・水道の解約と開始の手続きについて

もし今住んでいるところからの引っ越しを検討する場合、電気・ガス・水道の使用停止手続き、新居での新たな公共料金の契約手続きが必要になります。

今回はその各手続きを紹介します。

電気に関する使用停止・使用開始の手続き

電気の解約手続きについて

電気の使用停止は、引越しの1週間前に申し込みを行うようにします。遅くとも引っ越しの2~3日前には、自分が利用している電力会社に使用停止の申込みをして手続きを進めるようにすると良いでしょう。

使用停止の手続きでは①~⑤の情報を電話口等で聞かれますから電気料金の領収証や検針票を手元に用意してから電話をしましょう。

①名前
②現住所
③引越し日時
④お客様番号
⑤契約種別

使用停止を申し込んだ後は、電力会社の担当者が引っ越し当日に来て、メーターの確認、電気料金の精算を行います。

確認に立ち会えなくても、新居に請求書が届くか、自動的に料金が引き落とされます。また、電気料金の支払いを口座振替にしている場合は、現金ではなく、口座振替での清算を行うこともできます。

電気の使用開始の手続きについて

電気の使用開始の時は、特別な手続きや立ち合いは不要になります。新居に到着したら、「アンペアブレーカー」「漏電遮断器」「配線用遮断器」の順番でつまみを「入」にすると、電気が使用できる状態になっていることが多いです。

その後はブレーカーに備え付けられている「電気使用申込書」に必要事項を記入して投函するか、インターネットで使用開始の手続きをします。

ガスに関する使用停止・開始の手続きについて

ガスの使用停止の手続き

ガスの使用停止の申込みは、引越しの1週間前に行うようにします。遅くとも2~3日前には、ガス会社に申し込んでおかなければなりません。手続きは電話かインターネットで行います。

その際、次のような情報が必要になりますので、検針票やガスメーターに貼ってあるステッカーを確認します。

①現住所
②契約者の氏名
③引越し予定日時
④引越し先の住所
⑤お客様番号

その後の手続としては、引越しの当日、ガス会社の担当者がメーター確認をして、ガス料金の精算をします。

口座振替でガス料金を使用している場合は、口座振替で清算可能です。

ガスメーターが屋外にある場合は、閉栓に立ち会う必要はありませんが、ガスメーターが室内にあったり、オートロック式の建物の場合は、立ち合いが必要になります。

ガスの使用開始の手続き

ガス使用開始時は、必ずガス会社作業員の立会いが必要になります。そのため、引越しの1週間前には、新居を管轄するガス会社へ連絡をし、開栓時間の予約をするようにします。

引越しの繁忙期である3月、4月はガス会社の予約が早期に埋まることもありますから、早めに予約するようにしましょう。

また、開栓の依頼をするときは、「現住所」「新住所」「契約者の氏名」「引越し予定日時」「現在使用しているガスの種類」などを伝える必要がありまから、検針票やガスメーターに貼ってあるステッカーを確認します。

開栓では、ガス会社の係員が安全点検を行います。特に問題がなければガスの使用が可能となります。

注意点:プロパンガス・都市ガスでは、使用できるガス機器が異なる

都市部から地方、地方から都市部への引越しは注意が必要です。ガスが都市ガスからプロパンガスに変わることがあり、以前使用していたガス機器はそのままでは使用することができません。ガス機器をメーカーに依頼して、実費を負担して工事することになります。

水道の使用停止・開始の手続き

水道の使用停止の手続き

水道の使用停止の申込みは、引越しの1週間前、遅くとも2~3日前にはするようにします。自分が住んでいる市区役所・町村役場の水道課や水道局などへ連絡を行いましょう。

その際は次の①~⑤の情報が必要になりますから検針票や領収書を用意しておきましょう。

①現住所
②契約者の氏名
③引越し予定日時
④引越し先の住所
⑤お客様番号

引越し当日に、水道局の作業員がメーターの確認をして、精算をします。水道料金を口座振替で支払っている場合は、口座振替で清算可能です。注意点としては、水道の契約手続きは自治体によって異なる場合があるため、事前に確認をとるようにしましょう。

水道の使用開始の手続き

水道の使用開始では、水道局の立会いは不要です。メーターボックス内の水止め栓を左へ回して開栓すれば、水道が利用できます。水が出るのを確認したら、備え付けの「水道使用開始申込書」はがきに必要事項を記入して投函するか、インターネットで使用開始の手続きを行います。

まとめ

電気、ガス、水道の停止の手続きは電話やインターネットで1週間前には申し込んでおくとよいでしょう。開始については新居では既にいつでも使える状態になっていますので、申し込みの書類の必要事項を記入して郵送するようにしましょう。

ガスの利用開始については必ずガス会社の立ち合いが必要になるため、早めに連絡しておきましょう。引っ越しシーズンは込み合っているため予約が難しい場合もあります。ライフラインの手続きではガス手続きが一番面倒ですから最初に取り掛かるとよいでしょう。

転居先でガスを使う場合は、ガス会社に来てもらいガスを使えるようにしてもらう必要があります。(なお、オール電化の場合は不要です。)

賃貸物件遺住んでいる場合は不動産会社や大家さんに確認すれば教えてくれることも多いので、わからない場合は周りの人に相談してみるとよいでしょう。

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リバフク編集長

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リバフクの企画主であり、編集長。趣味は福島の食べ歩き・ゴルフ・筋トレなど。週に2回くらい酔っぱらって千鳥足で福島界隈を闊歩してます。