終電をなくした悲しい京大生の喜怒哀楽

 

今日はリバフクインターン初めての日。僕の名前はやぶといいます。京都大学公共政策大学院公共政策教育部公共政策専攻に籍を置き日々賢くなっています。どんなインターンなんだろう、僕は期待に胸を膨らませていました。
そんな無垢な僕に衝撃的な一言が告げられることになります。その一言とは…

 

「今日、福島で終電逃してください?

逃しますよね?(ニコッ)」

 

こっわ。インターン初日に、先輩が発した一言です。天気こそあいにくの雨でしたが、初日酔いとでも言えばいいのでしょうか、ウキウキしていた僕は二つ返事で「やります!」と即答しました。悲劇が後に待っているとも知らずに…

■BANDA(バンダ)ースペインバルー

初めて福島に降り立ち、作業をした後、早速BANDA(バンダ)というバルで美味しいスペイン料理をいただきました。その時の僕は幸せそのもの。「なんて素晴らしいインターンなんだ…!おいしい食べ物を食べてそれを記事にする…最高…」*こんな最高のインターン募集中です!LINE@に問い合わせください!

立地よし、お酒よし、料理よし!三拍子揃った福島のスペインバル「BANDA(バンダ)」

 

■そして、はじまる悲劇

・第一の悲劇:すごいさみしい

しかし、宴もたけなわになり、無情にも解散の時間がやって来ました。初めて来たのに、あたかも福島地元民であるかのように手を振っていたとき、僕が思ったのはこちら

「え、ほんまにひとりぼっちにしちゃう?」

実際に僕はひとりぼっちになりました。見知らぬ土地でほろ酔いひとりぼっち。直前まで先輩や社員の方々といたこともあってとんでもなくさみしかったです。いざそうなるまでわからなかった、貧困な想像力。
そして、その時まだ電車はありました。「せめて僕の終電がなくなる瞬間は見届けていただけませんか?京都帰るぞ?」
二つ返事でOKをしたのにも関わらず僕は怒りすら感じていました。

・第二の悲劇:宿、なくね!?

1人になった僕はまず宿を確保しようと思い立ちました。リスクヘッジです。京大生、出てます。

「ゲストハウスに電話かけまくれば?」
100%他人事のアドバイスを先輩からいただき、電話をかけようとします。しかし、ゲストハウスの多くは、受付時間が終わっていました。22時以降は電話お断りと書いてあるサイトも。無計画終電逸失野郎はゲストとして認めない、という堅い意志を感じました。

額を伝う一筋の汗か雨。「話が違うぜ…眠らない街『大阪』じゃないのか…」

焦った僕は「よし、まず、セーフティネットを確保しよう…」と思い立ちました。すると、カラオケはある。
でも、カラオケは嫌だ。ヒトカラやったことないし。

「お、マックもある。24時間営業だ。」燦然と輝く24に少し精神が安定する。でも、マックの椅子は固いし、あの匂いの中で夜を越すのは厳しいなぁ。こんなことを考えているうちに、本当に終電がなくなりました。所詮企画だし…という甘えが消えた瞬間でした。

「え?そんなこともたもた考えてていいの?まじで京都に帰れないよ?」そこら中で一本締めの音が鳴り響いていました。

そこでダメ元で、営業時間外となっているゲストハウスにかけてみました。やはり、電話がつながらないところもありました。

しかし、結局「Osaka Guesthouse Hive」というゲストハウスにつながり、泊まれることになりました。夜遅くはいつもはダメなのだけれど、今日は特別に…ということでした。このときほどホッとしたことはなかったです。人情の街、福島…!

 

■二軒目に行ってみる

宿が決まって気が大きくなった僕は、二軒目に行ってみました。NUKUMIというバルでした。初めてのソロ二軒目。初めてのソロバル。ピクルスが売り切れていたため、頼んだオイルサーディンが死ぬほどおいしかったです。充実したワインメニューを見ながらビールを飲みました。また、ワインに詳しい人を連れて、ワインを飲みにNUKUMIに行きたいです。3時まで開いてるらしいので、いけるはず。

■ゲストハウスへ

二軒目で完全に出来上がった僕は、先ほど予約したゲストハウスハイブに向かいました。「ハイブといえばバイオハザードの地下研究所だな」とか思いながら、人気のない福島をゾンビのように歩きました。入り口はこんな感じ(翌朝撮影)

ゲストハウスにも初めていったのですが、あったかいシャワーに、ふかふかの布団、ロッカーもあるわ朝ごはんもあるわ最高の空間でした。そしてなにより、その国際性。東京から大阪まで4日かけて自転車でやってきた外国の方(飛脚か)、ピンクフロイドのTシャツを着た外国の方(プログレ最高)、朝のトーストにえぐい量のマヨネーズかけてる外国の方…半端ねぇよ…福島…!
一泊:2700円+500円(深夜料金)安い!

 

■まとめ

結論:福島で終電を逃すと、慌てるが面白かった

福島には終電がなくなった以降も開いている飲み屋が数多くあるし、ゲストハウスも数多くあります。歌い上げたい方にはカラオケもあります。もっとも、上のように、ゲストハウスを探すのは結構大変でした。福島で飲むなら、どうせ終電は逃すのだから、事前にゲストハウスを予約しておくのもおすすめです。今回はわざと終電を逃しましたが、うっかり終電を逃しちゃうこともこれからあるかもな、なんてことすら予感させる夜でした。
今日も福島に繰り出すぞ〜

リバフクではインターンを募集中です!僕もこの経験をドヤ顔で語りたいので、終電を逃せる方も逃せない方もお待ちしております!

終電を逃すよう指令した暴君先輩はその時何を思って僕に逃させたのか?気になる方はコチラ

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やぶ

やぶ

京大院生ライターのやぶと申します。千葉から京都にはや4年、関西来たのに大阪知らないこれやばい、ということでリバフクに参加しました。うつらない関西弁を武器に、自分史上初の福島を伝えていけたら、と考えています。趣味は、ベースと映画です。